あの日から一ヶ月

今日は4月11日。東北関東大震災の日から一ヶ月経った。3月11日、私の乗った電車がJR西国分寺の駅に着いて、幸いにもドアが開いた時、地震が起った。電車を一台遅れて乗ったら、駅と駅の間で止まって、暫く待たされて、電車から線路に降り、最寄りの駅まで歩く羽目になっただろう。反対方向に乗った私の友人は、まさしくそうだった,と後で聞いた。

その日から暫くの間は、電車に乗るのが怖かった。中央線の高架線でストップしたらどうしよう、新宿の高層ビル内にいる時だったら・・・・。階段を下りるのも,走ることもままならない身体障害者の私は、きっと多くの人に迷惑をかけるだろう。みんなが逃げる時に,さぞかし邪魔になるだろう。たとえ無事だったとしても,帰宅難民になったら、私の脚で歩けるのは、一区間の半分位がせいぜいだろう。

3月11日、エフェソスオイリュトミーシューレの一学期が終了し、今日4月11日第二学期が始まった。この一ヶ月の間、毎日被災地の様子を知らせる新聞報道を読んで、概ね平常な生活の私の方が、むしろ被災された方々から励まされ、多くを与えられてきた。

今日,35年振りに出す文集「天使館 volⅡ」の見本刷りが届いた。原稿締め切りが3月10日。原稿が集まり、いざ編集割り付けに取りかかろうとした矢先に,震災が起った。「35年間分の日記をつけるつもりで」丁寧に自分とオイリュトミーについて記した原稿を寄せてくれた藤原和子さんは、いち早く「震災後に書いたとしたら、異なった文章になったでしょう」と言った。恐らく文集の大半の筆者が、同じような思いに駆られたに違いない。確かに,一瞬にして信じがたく多くの大切なものが失われてしまった。しかし、藤原さんが真摯に言葉に向った行為は、きっと失われることなく、宇宙の運行の中に組み込まれているだろう。

真摯に行為することが,少しでも光の方向に時を促す力になることを願って、4月27日、国立南口の大学通に面したお菓子屋さん「白十字」で19時から、『オイリュトミー・アーベント』というオイリュトミーの会をすることにした。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのライブ演奏で、叡はじめ、7人のオイリュトミストが出演する。(ケーキ・お飲み物付きで2500円)

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