コスモス

無事にメキシコ公演ツアーから戻って来た。10月11日メキシコに発つ前日に、アキラが庭に植えてくれた小さなコスモスの苗がどうなっているだろうかと心配していたが(というのも、13日には本年度最大級の台風19号が、関東甲信越に到来することになっていたので)、嬉しいことに、ピンク色のかわいい花がちらほらと、けなげにも風に吹かれているではないか。よく頑張ったね、と思わず話しかける。どのくらい激しい台風だったか想像できないが、庭の隅のゴミ箱のふたはすっ飛び、立てかけてあった掃除用具も倒れていたので、植えたばかりで、まだ大地にしっかり根を下ろさない幼いコスモスたちは、風雨に堪えるのに必死だったことだろう。コトバをもたない、こよなく愛おしい植物たち!

そして、我が家の桜の葉も色づき始めた。今年の冬から始まったメキシコ版「ハヤサスラヒメ」も、極暑の夏を経て、再び訪れる冬を前に終わり、新たに次の春に向けて、アキラの新作「今晩は荒れ模様」が既に始まり、再びカラダの内が静かに温まって来た。

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メキシコ版「ハヤサスラヒメ」公演に向かって

横浜赤レンガで行なった、メキシコ版「ハヤサスラヒメ」のゲネプロも無事終わった。いよいよ12日に成田からメキシコに、39人のメンバーと共に飛び立つ。

ゲネプロの会場には、初演の時の大駱駝艦の男性4人のダンサーも駆けつけてくれた。舞台が終わってから、会場で、今回男性に代わって踊った女性ダンサー4人と大駱駝艦の4人、そこに、麿さんに代わってサスラヒメを踊ったミツタケも加わり、ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ、何やら楽しそうにおしゃべりをしている。がたいの大きいおにいちゃんたちが可愛い妹たちに向かって「しっかりやれよ、おまえたち!!メキシコ公演、がんばれよ、ボクたちが付いているからね」などと言っているのかな、何とも和やかで愉しい空気が流れてくる。それから、お決まりの写真撮影。そこに居合わせた多くの面々にカメラを向けられ、仲良く兄妹同士カメラにおさまっていた。

一昨年、50年来同い年の友人でありながら、交わることなく自分のおどりを踊り続けてきた麿さんとアキラが、同じ舞台で踊ること自体とてもびっくりした出来事だったが、それ以来とても自然に、若いダンサーたちの輪が広がって来た。私にとって、それは何より嬉しいことであり、楽しみだ。

39人という大人数と海外ツアー公演をするのは初めてで、どうなることやらと思っていたが、若い人たちのがんばりと明るさの溢れる空気の中にいると、自然と、まあ、何とかなるよ、とひどく楽観的になってくる。ありがたいことだ。

相変わらず、極楽トンボのヒサコサン、ガンバレヨ!!などと、ぶつぶつ呟きながら、すでに気分はメキシコに向かって・・・。

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